(2023.7.1更新)

この度はスエヒロガリ「アリス・ギア・アイギス © Pyramid,Inc.」ガレージキットシリーズ 「1/12御茶ノ水美里江ヘッド」を御購入いただきありがとうございます。

本品は加工が必要な未組立品になります。当ページをよく読んで、組み立ててお楽しみ下さい。

本キットは3Dプリンター出力品になります。
よくあるキャストキットのガレージキットとは取り扱いが違ってきますので注意してください。

【!注意!】

・当キットの水洗い、洗浄は必要ありません。製造過程でアルコール類で洗浄され脱脂されています。
3Dプリンター出力パーツは、離型剤剥がし剤、お湯で煮るなどの行為は避けて下さい。キットの破損につながります。
・過度の湿度の高い環境に保管しないでください。キットの破損になります。
・シンナー・ベンジン類をキットに直接使用すると浸透してキットの破損につながる場合があります。
・塗装する場合はプライマーを塗布しシンナー等が直接浸透しないようにしてください。
・キットが割れてしまった場合などはこちらまでご連絡ください。できる限り使用状況に応じて交換などいたします。

本キットは全て3Dプリンター出力品になります。

●パーツリスト

3D プリンターパーツ(11個)※洗浄は不要です。
・前髪(水色)
・前髪・カチューシャ用(水色)
・後髪(水色)
・のっぺら顔(肌色)
・ドールアイ用顔(肌色)
・軸用耳パーツ(肌色)
・目×3(白)
・カチューシャ(黒)
・バレッタ(青)

・デカール:一枚

※初回版にはサービスで肌色パーツ3種が薄い色と通常色の2つ分入っています。
※出荷時期によってはサポート位置違いの後ろリボンがもう一つ入っています。

パーツ不足の場合は、スエヒロガリお問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

●組立前の準備

1,ゲート跡、サポート跡の除去

※はめ込む前にサポート跡を除去してください。
サポートとは3Dプリンターで出力時に必要な補助材です。
プラモデルのランナーのようなものです。

●サポート跡参考図です。(購入された時期によってサポートの位置が異なる場合があります。)
サポート跡が残っているとパーツ同士の干渉になる場合があります。

はめ込みの際に邪魔になる場合はナイフ、彫刻刀などで削って調整してください。

オススメは240番の神ヤス2mm厚などのスポンジヤスリです。
3Dプリンター出力パーツは基本的に積層によって成型されています。
そのため積層跡という段差が必ず生じます。気になる場合は240番→400番のスポンジヤスリで目立たなくなります。

カーブが緩やかな曲面に積層痕が目立つ場合がありますが、
あまりヤスリをかけ過ぎるとモールドまで消えてしまいますので注意してください。

 

2,洗浄

3Dプリンター出力パーツについては洗浄の必要はありません。
事前に全てアルコール洗浄されています。

水につけないようにと上記にありますが、サポート跡を削った後などの水洗い程度は大丈夫です。
水洗いしたあとはよく拭いて乾燥させて下さい。
3Dプリンター出力パーツは吸湿、シンナー類を吸収して膨らみ、割れるという特性があります。
そのため、シンナー類、水においても長時間付けておくと膨らんで割れてしまいます。

また、特殊な例ですが、カチューシャ(セールテット)の形が曲がっていたり歪んでいた場合は、
30分〜1時間程度水につけておくと給水して曲げられる状態になります。
(ABS-likeレジンを使用しているため。他ディーラーの商品でも同じことができるわけではありません)

好みの形状に矯正して乾燥させることで、歪みを直すことができます。
乾燥した状態で無理に直そうとすると、割れてしまうことがあります。注意して扱ってください。

!注意!レジンキットであるようなお湯で煮るなどの行為は絶対にやめてください。
バキバキに割れます。

 

3,塗装について

塗装の際にもジャブ漬けの塗装などは裂け、プライマーなどの下地材をエアブラシで吹き付けての塗装、
又は、シンナー類が吸収されない程度の薄吹きを最初にして、一段階膜を作るように塗装すると良いと思います。

ちなみに写真の髪の影、グラデーションには「ミスターカラーGX103・GXディープクリアブルー」を薄く吹いています。

4,組立の際の注意

瞬間接着剤、エポキシ系接着材(2液混合型接着材)で接着しますが、
このキットについては接着する部分は黒リボンを固定することにつかうのみです。
仮組立ならねり消しなどでも形になります。
100均やホームセンターで手に入ります。
一度接着すると取り外しが困難になりますので、仮組をしてパーツが合うか確かめましょう。

5,組立手順

・後頭部のサポートが左右この位置についています。

不要ですのでカットしてください。

・カチューシャについて

差し込む際にきつい場合があります。
きつい場合には見えない部分を大幅にカットしてしまって構いません。
また、髪の方を削ってしまってもいいでしょう。
破損させてしまった場合などにはご連絡ください。

・後頭部と首関節について

向きに気をつけてはめこみましょう。

 

・顔パーツに関してはのっぺらフェイスとドールアイ用フェイスをお好みでつけてください。

顔が差し込みづらい場合には後頭部の前髪を支える部位の内側を少し削ると入りやすくなります。

奥の穴は3mmd素材ちゃん用にハマります。
手前の大きな穴は6mmでメガミ準拠になります。

・バレッタ(髪留め)について

バレッタを上下逆にならないようにはめてください
ゆるい場合には接着してください。
白色なのでわかりにくいですが、デカール左下に2回分バレッタ用デカールを用意しています。
バレッタ用デカールにはカットラインを入れていません。
カッターでフィルムの必要箇所をカットしてから水につけてください。

原作を参考に貼ってください。

 

・ドールアイの制作について

ドールアイの制作については以下で説明しています。
ミアの目については以下のリンクにて解説しています。

ドールアイの作り方

固定には顔の裏側の上部と下部に両面テープを貼ると固定の際に便利です。
ピンセットで目の位置を確認しながら行ってください。
ねり消し等も使えますが、ちょっと固定しにくいですね。

プラキットとは違い3Dレジンは若干透けていますので、色のついた練り消しなどを使うと
表面に色が透けます。
逆にそれを利用してほおの赤みなどを着色、色のついた練り消しなどで裏側から調整することもできます。

6,デカールについて

デカールは水転写式です。

保護などにラッカー系塗料を使うとデカールが溶けてしまいます。
トップコートには水性のものを使用してください。